JEWEL
鉱山が閉山したピンクダイヤモンド
秘蔵していたのは日本人サプライヤー
このピンクダイヤを手に入れたのは、世界最大規模のジュエリーショーでも、世界的に有名なサプライヤーでもありません。日本のサプライヤーが、アーガイル産の良質なルースを、何十年も前から集めて、誰にも渡さずに秘蔵していました。2020年に閉山したアーガイル鉱山。今後もっと希少価値の高くなっていくそのルースを、今回、特別に譲ってもらいました。
何千粒にたった数ピース
はっきり感じる、極上ピンク
通常、1ミリほどのサイズになると、カラーレスのダイヤモンドと見間違うくらいにしか色がのっていないルースがほとんど。だから、このロットを初めて見たとき、こんなにも桜色が際立ったメレダイヤが存在するのかと、驚きを隠せませんでした。その美しさは、ピンクダイヤモンドを長年扱う職人も「こんなに濃いルースは見たことがない」と言うほど。アーガイル産のピンクダイヤモンドの年間流通量は約1700カラット(340グラム)、わずか片手に収まる程度にしか過ぎません。数少ない宝石の中から、これほどのクオリティを持つルースに出会えることは、もう二度とないかもしれません。
※左から1.0mmダイヤモンド、0.9mmピンクダイヤ、2.5mmピンクダイヤ
※ピンクダイヤモンドの色味加工はしておりません。
ルースの色を左右するのは、宝石のサイズ。大きければ色がのりやすくなり、小さければ薄くなってしまいます。しかし、今回買い付けたピンクダイヤモンドは、約1ミリという小ぶりなサイズにもかかわらず、はっきりとピンクが分かる色の濃いルース。肌の上にのせてもしっかりと発色するものだけを選びぬきました。