JEWEL
20年探して、ついに出会った・・
幻の「パパラチア」
サファイアの中でもっとも美しい、といわれるパパラチアサファイア。ピンクベースの中に、赤、オレンジ・・いくつもの色が混ざり合ってこの独特のカラーが生まれます。産出量が極めて少なく、原石の中でも「パパラチア」の色が出るのはごくわずか。それでも今回、良質な原石の中から、1石ずつ選び抜いてきました。目利きしたルースは、カットすると見事な発色。比べてみれば明らかに違う、サファイアの中でもトップカラーと言われる理由を、この宝石をひと目見ればわかるはずです。
選ばれたのは、わずか4パーセント
しっかりと色がのる最上の原石
パパラチアサファイアは、淡い色で透明度が高く、買い付けの難しい宝石の1つ。大きなルースや厚みのあるカットならしっかりと色がのっていても、小さなルースだと薄くなってしまうことも少なくありません。今回お届けするルースはすべて、世界のサファイアが集まるタイ・チャンタブリで、原石の段階から買い付け。膨大な原石の山から、小粒でもしっかりと発色するものだけ厳選し、選ばれたのは、わずか約4パーセント。カットをほどこせば、先端に「色だまり」とよばれる独特の色むらが生まれるのも、すべてクオリティの高い原石を使っているからなのです。
原石からカットまで
石の美しさを引き出す目利きと技
1粒の原石から美しい宝石を生み出すのも、実は難しい作業。原石、と一口に言ってもパパラチアサファイアのような淡い色の宝石は、石の中にも色の濃淡があり、カットされたルースとして美しい発色を引き出すには、長い経験と技が必要です。発色、テリ、シェイプ・・美しい宝石を生み出すのは、原石の目利きからカット、そして仕上げのポリッシュ(磨き)まで、強いこだわりと、それを形にできるパートナーとの信頼関係あってこそなのです。