ダイヤモンド K18/PTリング・ポルトボヌール

西欧の伝統技法を扱う
世界のブランドも認めた職人

数百年という長い歴史を持ち、イタリアで生まれた洋彫り。かつてはジュエリーだけでなく、貴族たちの剣や食器などに装飾として施される贅沢なものでした。しかし今は、短時間で量産できるレーザーでの彫りが主流。手彫りができる職人も、ジュエリーも、ほとんど見かけることはありません。けれど、私たちは、手間も時間もかかる手彫りでイニシャルリングを作ることにこだわりました。今回依頼した職人は、世界的に有名なブランドの仕事も請け負う人物。イタリアの伝統技法「洋彫り」を用い、細かく滑らかで、複雑な線の強弱で描かれたイニシャルは、これが人の手だけで生み出されるものなのかと見惚れるほどの美しさ。確かな技術力を持ってして生まれる、職人技の詰まったリングです。

左から、A、C、E、H、J、K、M、N、R、S、T、Y

西洋の書道といわれているカリグラフィー。ギリシャ語で「美しく書くこと」の意味をもち、アルファベットを美しく表現するために、ヨーロッパを中心に発展してきた文字です。今回、リングに施されているカリグラフィーは、美しく彫ることを追及し、自らもカリグラフィーを学んでいる職人がビズーのために生み出したオリジナルのアルファベット。文字を生み出すということは並大抵のことではなく、書体としての美しさ、さらに文字として成立していること・・など、あらゆる制約がある中、半年かけて考案されました。

芸術的な曲線と
ダイヤモンドの額の輝き

通常イニシャルリングとして出回っているものは、角ばったリングが多いのですが、丸みをだしたオーバルの形状で柔らかさを表現。そして、約1.75グラムもの重厚感のある枠に、繊細なカリグラフィーの彫りを施しました。プレートの中に施された、繊細なイニシャルの彫りを際立たせるダイヤモンド。あえてプレートの外にダイヤモンドを留めたことで、イニシャルの邪魔をせずアンティークの額縁の一部のようです。さらに、細かいディティールにもこだわり、横から見ると彫りの入ったプレートを一段持ち上げるようデザイン。わずかな段差ですが、この一工夫でイニシャルに目が行きやすくなります。横向きなので、重ねづけも楽しめるデザインです。

1ミリでもこの存在感
SIクラス相当のダイヤモンド

一生もののイニシャルジュエリーに使用するのは、永遠の輝きをもつラウンドカットのダイヤモンド。たった1ミリのルースの中に見える強い輝きと、7色のファイア・・本当に綺麗なダイヤモンドは、他の宝石にはない圧倒的な存在感をもっています。肉眼ではインクルージョンを確認することができない、限りなく透明で照りのよい、SIクラス相当のダイヤモンドを使用しているから、暗がりでもダイヤモンド自身が発光するような、強い輝きを楽しんでいただけます。