CRAFTMANSHIP
ブーケをつくる、職人の技巧
ブランドを代表するコレクション「ブーケ・パヴェ」。最大で1本のリングに14種類・36ピースもの宝石をあしらったデザインは、職人の極細密の手仕事によって生み出されます。工程ごとのプロフェッショナルによる、緻密な作業の繰り返し。その一部をご紹介します。
PROCESS
緻密に計算された造形
まず、デザイナーの思いを組むのは造形師。3DCADを使い、原型の根幹を作成します。原型がすべての礎になるからこそ、わずかな寸法、爪の本数や向きに至るまで、何度も微修正。そこから寸分のずれも許されない型取りなど10以上の工程を経て、ベースが完成します。
「0.1ミリ」を留め分ける技工
数ある工程の中で、もっとも経験を必要とする「石留め」。それが出来るのは、ごく限られた熟練の職人のみ。カラーストーンの特性上、0.1ミリ以下のサイズ誤差は避けられないため、必要に応じてわずかに石座を削るなどし調整しながらセッティングします。硬度10のダイヤモンドから、硬度3.5の真珠まで。熟練の指先だけが知る、絶妙な力加減。匠の技が、高さの揃った滑らかなパヴェを実現しています。
丹念な仕上げが生む造形美
ブーケが完成するまでの、何十にも及ぶ工程。その最後は、地金の光沢を引き出す研磨。いくつものヤスリやバフで丹念に磨くことで、高級感あふれる地金のツヤが生まれます。磨きによって完成度が高まり、一層まばゆく輝く宝石。究極のパヴェの完成です。
DETAILS
360度、どこから見ても美しいように。長年寄り添えるよう、強度も妥協なく・・。類まれなクラフトマンシップによって生み出されたブーケ・パヴェは、色褪せることなく、何十年もご愛用いただけるジュエリーです。
輝きを遮らない、精緻な爪
宝石が主役になるよう、爪は極限まで小さく。向きや爪先を整え、宝石の一粒一粒をしっかり支えています。
なめらかなフォルム
サイズや高さが異なる多石を留めているとは思えないほど、端正に整った石留め。ブーケのもつ、やわらかな甲丸フォルムが活かされます。
贅沢にあしらわれた宝石
宝石が主役になるよう、爪は極限まで小さく。向きや爪先を整え、宝石の一粒一粒をしっかり支えています。
ジュエリー用語:「パヴェ」
フランス語で「石畳」の意味。ヨーロッパの街の石畳のように、隙間なく宝石を敷き詰める技法を「パヴェ・セッティング」と呼ぶ。精密さと熟練した技術が求められ、数あるストーンセッティングの中でも難易度が高い。
EVENT
ブランド創業15周年を記念し、「ブーケ」を製作するアトリエの裏側をご覧いただく特別展を開催いたします。映像や展示を通して、クラフトマンシップをご体感ください。