宝石展でも、なかなか出会えない希少石「スフェーン」。この宝石にクロム、もしくはバナジウムが混ざることで緑色に変化した、さらなる希少石が「クロムスフェーン」です。光をスペクトル色にする特徴があり、グリーンの宝石ながら、赤、橙、黄、明るいグリーンと様々な色の輝きを見せます。これはダイヤモンドも持つ「ファイア」という特性なのですが、その屈折率はダイヤモンドをも凌ぎます。

宝石の基本情報
・誕生石 / ー
・石言葉 /純粋、永久不変
・屈折率 / 1.90-2.034
・モース硬度 / 5-5.5
・化学組成 / CaTiSiO5

COMING FROM

パキスタンから届いた
赤い火花散る宝石

クロムスフェーンの産地として有名なのはロシア・ウラル鉱山。ロシア産はグリーンが鮮やかですが、暗い色のものが多いのが実情です。ビズーでは、クロムスフェーン独特の赤いファイアが美しいパキスタン産をメインに取り扱っています。ヒマラヤ山脈の標高2500mもの高地で採掘されるこのスフェーン。グリーンの地色から光を当てると火花が散るように赤く輝くさまに、別名「カラーチェンジスフェーン」とも言われます。

BUYING STORY

買付けるのは「出会ったとき」
それほどに出回らない希少石

世界中から宝石商やバイヤーが集まる大規模な宝石展でも、滅多に出会うことができないクロムスフェーン。1度買付けた宝石商でも次会うときには持っていない、そんなことが当然なので、安定的に仕入れることが非常に難しい宝石です。見つけたときに買わなければ、次いつ出会えるか分からない。私たちは、この宝石の仕入れルートを持っている何人かの宝石商とのネットワークを築くことにより、安定的ではないものの買付けを継続できています。

CAREFUL ABOUT

フレッシュなオリーブグリーンに
真っ赤なファイア
クロムスフェーンは、グリーンに眩いほどの赤い光を浮かべるのが特徴。けれど、地色のグリーンが濃いほどファイアが薄くなるという性質も併せ持ちます。そのため、新鮮なオリーブのように鮮やかなグリーンに、しっかりと赤いファイアを放つルースを買付けています。
透明度と輝きを併せもつ
極上のクロムスフェーン
スフェーンは、宝石としては硬度があまり高くない宝石。そのためインクルージョンが多く含まれる傾向があるのですが、ビズーでは、透明度が高いルースを厳選し買付けています。高い透明度と、ダイヤモンドを凌ぐ屈折率、複屈折(カットが二重に見える特性)や多色性などにより、どんな宝石よりも眩く煌めきます。