マラヤガーネットは真っ赤なガーネットのパイロープとオレンジ色のガーネットスペサルティン、そして時にはアルマンディンの成分さえあわせ持つことのある混合種。そのため色の幅が広く、ピンク、オレンジ、赤、ブラウン、カラーチェンジと様々な色が存在します。

宝石の基本情報
・誕生石 / 1月
・石言葉 / 真実、友愛
・屈折率 / 1.732-1.74
・モース硬度 / 7-7.5
・化学組成 / (MgFeMnCa)3Al2(SiO4)3

COMING FROM

混ざり合うが美しい
タンザニアのマラヤガーネット

様々な色をもつマラヤガーネット。ビズーで主に取り扱うのはタンザニアで採掘される、この土地特有のピンクカラーを持つルース。産地名をつけて「ウンバライト」「マヘンゲガーネット」といった名前で取引されることもあるほど、美しい色です。ひとくちにピンクと表現することはできないニュアンスカラーは、混合種ならでは。様々な色が混ざり合って生まれる独特の色です。

BUYING STORY

1979年に見つかったばかりの
ニュアンスピンクのガーネット

ガーネットの歴史は古く、紀元前3800年のものが見つかっている宝石。そんな中で、マラヤガーネットは1979年頃に発見されたばかりの新しいガーネットです。ビズーで扱うタンザニアのマラヤガーネットは、ピンク、パープル、オレンジと、ひとつの石の中に複雑に光が重なり、甘く透きとおるような「ロゼピンク」を生み出しています。だからこそ色の選別が難しい。バイヤー泣かせの宝石でもあります。

CAREFUL ABOUT

レディッシュピンクに輝く
濃密な色
ビズーで扱うマラヤガーネットは2色。ひとつはワインレッドとピンクを混ぜたようなれディッシュピンク。濃く赤に近いほど高く評価されるマラヤガーネットの中で、最高品質の色を厳選しています。
ピンクから赤へ
カラーシフトする夜桜ピンク
濃く鮮やかな色が高く評価される宝石の世界で、マラヤの淡いピンク色はその希少性から逆に価値が高くなります。ビズーがこだわるもう一色。自然光では淡い桜色。白熱灯をあてると夜桜のように色鮮やかにカラーシフトします。