半透明の宝石の中に月のような青白い光(シラー)が浮かび上がる幻想的な宝石「ムーンストーン」。その中でも特に、水晶にも似た澄んだ宝石の中にわずかに明かりをさす事で、くっきりと青い帯が浮かび上がるものは「ロイヤルブルームーンストーン」と呼ばれ、稀少価値が高くなります。地球上で最も多い鉱物の一つである「長石グループ」の宝石ですが、大ぶりで澄みきった宝石の中に鮮やかな青い虹を見せるルースは年々数が少なくなっています。

宝石の基本情報
・誕生石 / 6月
・石言葉 / 長寿、富
・屈折率 /1.518-1.526
・モース硬度 / 6-6.5
・化学組成 / KAlSi3O8

COMING FROM

淡く幻想的な
月の宝石

古くは月の光が凝縮した宝石とも信じられていたムーンストーン。月に関わる様々な現象や信仰に関連付けられ、世界各地で愛されてきました。ローマ時代からジュエリーとしての長い歴史があり、淡く幻想的なこの宝石はアール・ヌーヴォーのジュエリーにも多用されました。

代表的な産地としてはインド、ミャンマー、スリランカ、タンザニアなどがあります。

BUYING STORY

青いシラーを宿す
透明感へのこだわり

硬度がやや低い宝石であるため、大きくなればなるほど、インクルージョンが入りやすくなります。そのため、大粒で透明、かつ明確なシラーの見える美しいルースに出逢えることは滅多にありません。しかしビズーでは、長年取引のあるサプライヤーから高品質のルースを買い付けることができました。

CAREFUL ABOUT

ファセットカット
幾重にも重なる光
硬度が低い宝石はルースカットが難しく、さらに爪留めでセッティングするのも非常に高度な技術を要します。ビズーのファセットカットのムーンストーンは実は珍しいケースです。ファセットカットを施すことでカット面がシラーを反射し、光の層がいくつも重なり、青い輝きが更に美しく際立ちます。
肌の上で煌めく青
一粒一粒を選び抜く
通常は黒い板の上でシラーチェックをするムーンストーンですが、ビズーでは日中、指の上でもしっかりと青い光が浮かぶものだけを選び抜きます。肌に乗せてもなお煌めく鮮やかで神秘的な光を宿したロイヤルブルームーンストーンにこだわり、厳選しました。