リフォーム 体験インタビュー#1

東京都 S.Kさま

子どもたちに伝えたい、長く物を愛すること

今回リメイクしたのは、私自身のエンゲージリング。主人と一緒に選んだ、思い出の一本であり、宝物です。

私は結婚した時に、母からパールのネックレスを受け継ぎました。今でもあの経験は私にとって非常に印象的で、象徴的なものです。パールは、冠婚葬祭など親族があつまるイベントで主に使用されるジュエリー。それを母から譲り受けたとき、「実家を出て嫁ぐ」「これから夫と新しい家族を作っていく」そのように背筋が伸びるような思いなりました。受け継いだネックレスは、私にとっての「独立の証」です。

かつて母にしてもらった事を、私もいつか娘へ・・娘が小さな時からずっと思っていたことです。主人も同じく「物を長く使う」ということを、子どもたちに伝えたいと考えている人。二人で話し合って、娘には私のエンゲージメントリングを、息子には夫から腕時計を受け継ごう、という事を決めました。まだ成人するまでには数年かかる娘には、今回のリフォームの事は秘密にしています。そして、母から受け継いだパールのネックレスは、これからも私自身が大切に使っていきたいと思っています。

やがて二十歳になる娘へ、繋ぐ家族のバトン

今回リングからリングへリフォームしようと思ったのは、私が日常でたくさん愛用して、そして娘に受け継ぎたかったからです。私が結婚した当時は「婚約指輪」というと、いくつかの典型的なデザインの枠が決まっていて。選択肢の幅がそれほどない中から選びました。そのため、人生のさまざまな場面で愛用するというよりは、記念日や特別な日などの限定された機会で使用するようになっていました。なので、リメイクによってデザインを生まれ変わらせることで、大切にボックスの中で眠らせるのではなく、私自身が会社に着けていったり、家族や友人との集まりに着けていったり、さまざまな場面で愛用したいと思っています。

娘とはよく一緒にお洋服を買いに行く仲。今回は、私と娘のふたりがどちらも好きになるデザインをイメージしながら決めました。きっと気に入ってくれると思います。娘が成人式を迎える日まで・・大切に愛用していきたいと思います。

Before

After

リフォームしたジュエリー:0.3ctダイヤモンド×プラチナ リング

リフォーム後のデザイン:0.3ctダイヤモンド×K18イエローゴールド リング

現在の持ち主:ご本人

未来に受け継ぐ方:長女