ロードクロサイトについて
ロードクロサイトについて
RHODOCHROSITE
ギリシャ語でロードが『バラ』、クロが『色』、サイトが『石』という意味からなる、バラ色の宝石「ロードクロサイト」。「インカローズ」とも呼ばれ古代インカではお守りとされてきたそうです。まるでフランボワーズのような生命力を感じさせる赤みピンクから、摺りガラスのように幻想的な桜色まで、産地によってその表情は異なります。研磨の難しさもあり宝石質のルースはとても稀少です。
- 宝石の基本情報
- ・誕生石 /ー
- ・石言葉 /愛、夢、清浄
- ・屈折率 /1.597-1.817
- ・モース硬度 /3.5-4
- ・化学組成 /MnCO3
COMING FROM
フランボワーズから桜まで
産地の違い、それぞれの美しさ
ビズーが世界中から探して辿りついたロードクロサイトは2つ。1つは1887年にティファニー社によって発見された「アメリカ・スイートホーム鉱山産」のもの。突出して透明度が高く、オレンジを帯びた蛍光感のある鮮やかな発色が特徴的です。
そしてもう1つが「北海道・稲倉鉱山産」。こちらは柔らかな半透明のもので、本物の桜の花びらのような質感が印象的です。この2つの鉱山で採掘されたロードクロサイトは市場には出回ることが少なく徐々に流通量は減少しています。
CAREFUL ABOUT
- 濃厚な色にこだわって
選び抜かれたルース - 別格の存在であるスイートホーム産ロードクロサイトでも、色の濃さや内包物はルースによって個体差が生じます。地色の美しさが決め手となるカボションカットでは特にそれが顕著です。貴重な宝石だからこそ妥協せず、ビズーの品質に合った色の濃いルースだけを買い付けてきました。
- 柔らかさの中にある
確かな技術 - ロードクロサイトは硬度4。ファセットカットが難しく、また石留めも繊細な技術が必要です。熟練の職人のオーダーカットと石留め技術をもって、あえてその難しさに挑戦することで本物の桜の花びらのような凛とした輝きを実現することができました。