ルベライト・ピンクトルマリンについて
ルベライト・ピンクトルマリンについて
RUBELLITE・PINK TOURMRLINE
熱したり圧力を加えたりすると帯電する性質から、和名を「電気石」という「トルマリン」。無色から黒まですべての色がそろう、宝石随一の豊富なカラーバリエーションを持った宝石です。その中でも特に美しい発色のものには特別な名前が与えられます。青には「パライバトルマリン」や「インディゴライト」。そして、ルビーのように赤くラズベリーのような瑞々しさを湛えた赤いトルマリンは「ルベライト」と呼ばれます。ちなみに語源はラテン語の「rubellus(赤味を帯びた)」からきており、ルビーの語源の「rubeus(赤)」に近いです。
- 宝石の基本情報
- ・誕生石 / 10月
- ・石言葉 / 寛大、潔白
- ・屈折率 /1.624-1.644
- ・モース硬度 / 7-7.5
- ・化学組成 / Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
COMING FROM
色鮮やかなほど
傷がつく
多くのトルマリンがアフリカ各国で発掘される中、ビズーが選んだのは「ブラジル産」ルースでした。ブラジルで数年に1度発掘されるルベライトのルースは、めったに出会えない圧倒的な色の鮮やかさと高い透明度を持っていました。
もともとトルマリンがインクルージョンが入りやすい性質である上に、ルベライトは赤色を出す化学物質マンガンが、成長中の結晶に傷をつけてしまうため、マンガンが多い程、色は鮮やかな赤になるのに、鮮やかになるほど傷が多くなってしまう皮肉な宝石なのです。
CAREFUL ABOUT
- ピンキッシュレッドの
濃密なラズベリーカラー - 多様なカラーバリエーションを持つトルマリン。その中でもルビーに似た宝石という意味の「ルベライト」ですが、色幅があるためカラーバランスがとても難しい宝石です。ビズーでは濃密なラズベリーを思わせる鮮やかなピンキッシュレッドを厳選しています。
- 高い透明度だからこそ
鮮やかに発色する赤 - トルマリンとは複雑で幅広い化学組成と共通の結晶構造を持つ鉱物のグループ名です。多彩さの反面、不純物やインクルージョンが多い宝石ですが、ルベライトの赤の美しさを最大に生かすためにも、ビズーでは透明度のあるルースを買い付けることにこだわりました。