古代より世界中で貴石として愛されてきた、咲き誇る薔薇のような強く赤い輝き「ルビー」。深紅からピンクがかったものまで色幅は意外に広く、その奥深さは計り知れません。そしてそもそも「ルビー」とは、「コランダム」(宝石名:サファイア)の中で、結晶内にクロムという元素が1%以内の絶妙な割合で混入することによって「宝石の女王」たる特別な名前が与えられた宝石なのです。

宝石の基本情報
・誕生石 / 7月
・石言葉 /情熱、仁愛
・屈折率 / 1.762-1.770
・モース硬度 / 9
・化学組成 / Al2O3

COMING FROM

伝統的なルビーの産地
特別な色と輝き

古くから最高のルビー産地として知られるのはミャンマー・モゴック産のもの。ビズーではミャンマー産、もしくはそれに匹敵する品質のルースを買付けています。ミャンマーのルビーは、玄武岩を母岩とする多くのルビーとは異なり、大理石から産出した原石は不純物が少ない為、圧倒的に透明感が高い宝石となります。太陽光に当たれば艶めくような鮮やかな輝きを放ち、紫外線ライトで照らすと内側から強い赤色の蛍光を放つ、神秘の宝石でもあります。

BUYING STORY

太陽の光の下で選ぶ
タイと日本

私たちが初めてルビーを買付けたのは、世界有数のサファイア・ルビーの集積地であるタイ・バンコク。その本場で探したのは、赤い宝石の中に更に赤が見えるような「発色の良さ」、輝きを放つほどに美しい「テリ」、そして色味は微かにネオンのような甘い「色」を帯びたルース。ただし、日差しの強いタイでは美しく見えていても、日本ではくすんで見えてしまうものある為、数種類を持ち帰り、日本の太陽下で最も美しい色を放つルースのみを厳選しました。

CAREFUL ABOUT

美しさの秘密
輝きを「放つ」その理由
タイは宝石の集積地であると同時に、研磨工場の集積地でもあります。Bizouxがこだわった、自ら輝きを「放つ」ほどに美しいテリは、高品質の原石と精巧なカットのなせる技と言えます。
高品質だからこその
赤い煌めき
ある程度の色味のばらつきがあるのがカラーストーンの宿命。それでも一粒一粒に、はっきりと色の乗ったものは間違いなく最高品質ルースだと言えます。ピンクでもボルドーでもない、「赤く」輝くルビーを厳選しています。