原石も、バイヤーも・・
世界のサファイアが集まる町
パパラチアサファイア
Story of Bizoux
心ゆさぶる美しさ・・
聖なる花「蓮」の色を持つ宝石
今回は、サファイアの買い付けでは日本人で右に出る者はいない、と言われている経験20年のバイヤー・荒田さんにアテンドをお願いし、タイの首都・バンコクからさらに奥のチャンタブリへと買い付けにいってきました。
宝石の町・チャンタブリは、タイの中でも、サファイア研磨の中心地として知られています。ここは、世界中から原石とバイヤーが集まる場所。路上のブローカーから、世界で活動する数百人規模の会社まで・・あらゆる種類の買い付けができる中で、今回は世界中から原石を買い付け、自社で研磨まで一貫して行う大手の会社に向かいました。
芳しいほどに甘く・・
花開く、蓮の花の色
今回の買い付け目的の1つは、パパラチアサファイア。
古代インドの言葉で「蓮」を意味するパパラチアサファイア。泥の中から美しい花を咲かせ、聖なる花として崇められる蓮の名を持つカラーは、サファイアの中でも最高の色味とされています。ピンクとオレンジが混じりあう独特のカラーは、光輝くような美しさ・・産出量は極めて少なく、日本ではもちろん、世界の展示会でもほとんど目にすることはない「幻のサファイア」とも言われています。
見事な色が開花する、
ごく僅かの原石を求めて・・
そんな幻の宝石をどうしても手に入れたくて、3日間あらゆる会社を歩き回って探し出してきました!サファイアの原石の中でも「パパラチア」の色が出る原石はごく僅か。経験20年のバイヤーを頼りに、原石の段階から目利きしたルースは、カットしてみると、見事なカラーが発色・・!
パパラチアの特徴は、ピンクとオレンジが混ざり合った独特のカラー。原石ではピンクと間違われることも多いのですが、カットして見比べれば、明らかに違います。ピンクの中にオレンジが差す、内側から光が立ち上ってくるような輝きは、澄み切った中に力強さを持つ、貴婦人のような美しさ。ピンクでもなく、オレンジでもなく、まさに「これがパパラチア!」といえるカラーを厳選して買い付けてきました。
めったにない宝石をビズーのオーダーで特別にカットし、仕上がったルースにはさらにひと手間、リポリッシュも行って、美しい色を最大限に引き出しました。お届けできる数はごく僅かですが、ぜひこの美しい「蓮の花のサファイア」を堪能してください。