#宝石について学ぶ
ジュエリーコンシェルジュの宝石よもやま話 - その2
宝石の「硬度」とは?
宝石に関わるとき、「硬度」という言葉を聞いたことのある方は多いと思います。では、この硬度とは具体的にどんな強さなのかをお伝えしたいと思います。
これは「ひっかき傷に対する強さ」を示しています。ビズーで使用している代表的な宝石の硬度は、下記の通りです。
硬度10 ダイヤモンド
硬度9 コランダム(ルビー・サファイア)
硬度8 トパーズ・スピネル
硬度7 クォーツ(水晶)・トルマリン
硬度6 ラピスラズリ・ターコイズ
硬度5 アパタイト
硬度4 フローライト
硬度5はガラスと同じくらいの硬さですので、イメージが湧きやすいかと思います。真珠やサンゴなど有機質由来の宝石は、爪(硬度2.5)より少し強い硬度3くらいです。
傷みをむやみに恐れる必要はありませんが、ほんの少し気を付けていただければ、美しいままずっと輝いてくれる宝石もありますので、ご参考にしていただければ嬉しいです。
ちなみに私が一番好きな手触りの宝石は「ガーネット」で、硬度は7.5です。硬すぎず柔らかすぎず、ついつい触ってしまいたくなる絶妙な石肌なのです。