JEWEL
美しさには理由がある。
母岩から質の高いルビーを厳選。
日本だけでなく世界的にも、もっとも人気のある宝石の1つ、ルビー。ひと口に「赤」といっても、その色や美しさにはかなりの幅があり、実は国によっても、「美しい」ルビーの条件は微妙に異なります。 人気の宝石だからこそ、心から本当に「美しい」と思えるルビーをお届けしたい・・そんな想いから、買付けてきたのがこちらのルース。さまざまな品質のものから吟味。行き着いたのは、薔薇色のこっくりとした赤ながら、内から発光するような強い輝きを持つルースでした。 この品質の主な要因は、母岩。多く出回っているルビーは玄武石が母岩のものが多い中、高い品質のルビーは大理石を母岩とするため、不純物が少なく透明感が強く、キラキラと鮮やかな輝きを放つのです。
輝きを「放つ」ほどの美しさは、
原石の質とカットの違いが生み出す。
「美しい」ルビーの条件は、人によっても、国によってもさまざま。そんな難しいルビーの選定ですが、今回吟味した条件は3つあります。それは1.発色のよさ 2.テリ 3.色味。赤い宝石の中にさらにチラチラと「赤」が見えるような発色のよさ、そして輝きを「放つ」ほどに美しいテリは、原石の質、そして精巧なカットのなせる技。 こちらはさらに、カットしたルースにもうひと手間の磨き〈リポリッシュ〉を行いました。そうすることで、カットの際の磨きの跡〈ポリッシングマーク〉が消え、テリが強く、小粒でも輝くようなルースに仕上げています。
色味はあえて、タイで「最高」とされるものではなく、微かにネオンのような「甘い」色を帯びたものを買付けてきました。赤道直下の国・タイは太陽の日差しが強いため、タイで美しく見えるルビーは日本で見ると僅かに黒ずんで見えてしまうのです。そのため、僅かに差のある数種類の色味のルースを持ち帰り、日本の太陽の下でもっとも美しい色を放つルースのみを買付けました。