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宝石ハンター日記_ツーソン編(1/2)

Vol.1 宝石一色に染まる街へ、再び

街全体が、宝石色に染まる場所「ツーソン」。アメリカ・アリゾナ州にあるこの街では、年に一度、40以上もの会場が宝石で埋め尽くされます。世界中の宝石商とバイヤーが集まる、熱狂のジェムショー。
さぁ、私たちと一緒に、砂漠の中のきらめく世界を覗いてみましょう。

東京23区に匹敵する
巨大な宝石展示会

砂漠地帯と言われるツーソンですが、実は乾燥地帯特有の植物にあふれる緑豊かな街。その広さは、東京23区の面積に相当します!およそ40の会場が街のあちこちに立ち並び、その形もさまざま。立派なコンベンションセンターもあれば、モーテルが丸ごと会場になっていたり、巨大な仮設テントまで・・。会場内を乗り降り自由なカートが走り回る会場もあるほどの大スケールです。

6年ぶりに訪れた、宝石の聖地

最後にツーソンを訪れたのは2020年2月、パンデミックの足音がひたひたと迫る最中でした。あれから6年。宝石の「上澄み」が集まる香港などの展示会とは一線を画す、採掘現場に近いサプライヤーが集うこの地が今、どう変化しているのか・・。懐かしさと新鮮な気持ちが入り混じるなか、強い日差しに照らされた街での買い付けが始まりました!

 

いつだって、計画通りにはいかない

出発前に少し時計の針を戻しましょう。私たちはいつも、広大な会場を巡るための「お買い物メモ」を作成します。かつての名刺を見返し、事前にメールで近況を確認する・・。そんな地道な下準備を経て、いざ1,000を超えるブースがひしめくツーソンへと向かいました!

しかし、私たちが求めるのは他では出会えなかった「希少石」。聖地といえど、文字通り「希少」である現実に直面する毎日です・・。広大な会場を歩き回り、ようやく一社だけが持っているかどうか。そんな、一本の糸をたぐるような思いで買い付けを進めました。

宝石の「楽しさ」を
再認識させてくれる場所

ツーソンの魅力は、なんといってもその多様性にあります。整った「高品質」な石だけが正解ではない。そう思わせてくれる発見に溢れているのです。例えるなら、地方の「道の駅」を訪れた時のよう。そこでしか出会えない産地直送の野菜や果物が魅力的に映るように、ツーソンで出会う宝石には、理屈抜きで私たちの心を一瞬で鷲掴みにするような不思議な魅力に溢れています。「やっぱり来てよかった」一石一石買い足すたびに、そんな充足感に満たされました。

宝石ハンター日記_香港編(1/2)

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